第14節 橋梁床版工
第14節 橋梁床版工
10-14-14-1 一般事項
1.適用工種
本節は、橋梁床版工として床版補強工(鋼板接着工法)、床版補強工(増桁架設工法)、床版増厚補強工、床版取替工、旧橋撤去工その他これらに類する工種について定める。
2.異常発見時の処置
受注者は、橋梁修繕箇所に異常を発見したときは、設計図書に関して監督職員と協議しなければならない。
10-14-14-2 材料
床版防水膜、伸縮継手、支承、高欄・手摺に使用する材料は、設計図書によらなければならない。
10-14-14-3 床版補強工(鋼板接着工法)
1.クラック状況の調査
受注者は、施工に先立ち床版のクラック状況を調査し、設計図書に関して監督職員と協議しなければならない。
2.クラック処理
受注者は、床版クラック処理については設計図書によらなければならない。
3.接着面の不陸調整
受注者は、床版部接着面の不陸調整として、サンダー等でレイタンス、遊離石灰を除去した後、シンナー等で清掃しなければならない。また、床版の接合面のはく離部は、設計図書に示す材料を用いて円滑に調整しなければならない。
4.取付位置のマーキング
受注者は、床版部に、アンカーボルト取付け穴の位置が鋼板と一致するよう正確にマーキングをするものとする。
5.油脂等の除去
受注者は、鋼板及びコンクリートの接合面の油脂及びごみをアセトン等により除去しなければならない。
6.接着部の養生
受注者は、シールした樹脂の接着力が、注入圧力に十分耐えられるまで養生しなければならない。
7.注入材料の充填
受注者は、注入については、注入材料が隙間に十分ゆきわたるように施工しなければならない。
10-14-14-4 床版補強工(増桁架設工法)
1.既設部材撤去
受注者は、既設部材撤去について周辺部材に悪影響を与えないように撤去しなければならない。
2.増桁架設
増桁架設については、第10編第4章第5節鋼橋架設工の規定による。
3.素地調整
既設桁の内、増桁と接する部分は設計図書に規定する素地調整を行うものとする。
4.清掃
受注者は、床版部を増桁フランジ接触幅以上の範囲をサンダー等でレイタンス、遊離石灰を除去した後、シンナー等で清掃しなければならない。
5.増桁の取付け
受注者は、増桁と床版面との間の隙間をできるかぎり小さくするように増桁を取付けなけらばならない。
6.スペーサの打込み
受注者は、床版の振動を樹脂剤の硬化時に与えないためスペーサを50㎝程度の間隔で千鳥に打込まなければならない。
7.注入
受注者は、注入については、注入材料が隙間に十分ゆきわたるように施工しなければならない。
8.注入パイプの撤去
受注者は、注入材料が硬化後、注入パイプを撤去しグラインダ等で表面仕上げをしなければならない。
9.クラック処理の施工
クラック処理の施工については、第6編6-8-6-3クラック補修工の規定による。
10.クラック処理の注入材・シール材
クラック処理の施工で使用する注入材・シール材はエポキシ系樹脂とする。
11.クラック注入延長及び注入量の変更
受注者は、クラック注入延長及び注入量に変更が伴う場合には、施工前に設計図書に関して監督職員と協議しなければならない。
10-14-14-5 床版増厚補強工
1.路面切削工
路面切削工の施工については、第3編3-2-6-15路面切削工の規定による。
2.床版防水膜・橋面舗装の施工
床版防水膜・橋面舗装の施工については、第10編第2章第4節舗装工の規定による。
3.床版クラック処理
受注者は、床版クラック処理については設計図書によらなければならない。
4.床版部接着面の不陸調整
受注者は、床版部接着面の不陸調整として、サンダー等でレイタンス、遊離石灰を除去した後、清掃しなければならない。また、床版の接合面のはく離部は、設計図書に示す材料を用いて円滑に調整しなければならない。
10-14-14-6 床版取替工
1.舗装版撤去の施工
路面切削工の施工については、第3編3-2-6-15路面切削工の規定による。
2.増桁架設の施工
増桁架設の施工については、第10編10-14-14-4床版補強工(増桁架設工法)の規定による。
3.鋼製高欄・既設床版・伸縮継手の撤去作業
受注者は、鋼製高欄・既設床版・伸縮継手の撤去作業にあたって、他の部分に損傷を与えないように行わなければならない。
4.プレキャスト床版の設置
受注者は、プレキャスト床版の設置において、支持けたフランジと床版底面の不陸の影響を無くすよう施工しなければならない。
5.鋼製伸縮装置の製作
鋼製伸縮装置の製作については、第3編3-2-12-5鋼製伸縮継手製作工の規定による。
6.伸縮継手据付け
伸縮継手据付けについては、第3編3-2-3-24伸縮装置工の規定による。
7.橋梁用高欄付け
橋梁用高欄付けについては第10編10-4-8-7橋梁用高欄工の規定による。
8.床版防水膜・橋面舗装の施工
床版防水膜・橋面舗装の施工については、第10編第2章第4節舗装工の規定による。
10-14-14-7 旧橋撤去工
1.旧橋撤去
受注者は、旧橋撤去にあたり、振動、騒音、粉塵、汚濁水等により、第三者に被害を及ぼさないよう施工しなければならない。
2.舗装版・床版破砕及び撤去
受注者は、舗装版・床版破砕及び撤去に伴い、適切な工法を検討し施工しなければならない。
3.突発的な出水対策
受注者は、旧橋撤去工に伴い河川内に足場を設置する場合には、突発的な出水による足場の流出、路盤の沈下が生じないよう対策及び管理を行わなければならない。
4.鋼製高欄撤去・桁材撤去
受注者は、鋼製高欄撤去・桁材撤去において、設計図書による処分方法によらなければならない。
5.落下物防止対策
受注者は、河川及び供用道路上等で、旧橋撤去工を行う場合は、撤去に伴い発生するアスファルト殻、コンクリート殻及び撤去に使用する資材の落下を防止する対策を講じ、河道及び交通の確保に努めなければならない。