第3節 骨材
第3節 骨材
2-2-3-1 一般事項
1.適合規格
道路用砕石及びコンクリート用骨材等は、以下の規格に適合するものとする。
JIS A 5001(道路用砕石)
JIS A 5308(レディーミクストコンクリート)附属書JA(レディーミクストコンクリート用骨材)
JIS A 5005(コンクリート用砕石及び砕砂)
JIS A 5011-1(コンクリート用スラグ骨材-第1部:高炉スラグ骨材)
JIS A 5011-2(コンクリート用スラグ骨材-第2部:フェロニッケルスラグ骨材)
JIS A 5011-3(コンクリート用スラグ骨材-第3部:銅スラグ骨材)
JIS A 5011-4(コンクリート用スラグ骨材-第4部:電気炉酸化スラグ骨材)
JIS A 5011-5(コンクリート用スラグ骨材-第5部:石炭ガス化スラグ骨材)
JIS A 5015(道路用鉄鋼スラグ)
JIS A 5021(コンクリート用再生骨材H)
2.骨材の貯蔵
受注者は、骨材を寸法別及び種類別に貯蔵しなければならない。
3.有害物の混入防止
受注者は、骨材に有害物が混入しないように貯蔵しなければならない。
4.粒度調整路盤材等の貯蔵
受注者は、粒度調整路盤材等を貯蔵する場合には、貯蔵場所を平坦にして清掃し、できるだけ骨材の分離を生じないようにし、貯蔵敷地面全面の排水を図るようにしなければならない。
5.水硬性粒度調整鉄鋼スラグ等の貯蔵
受注者は、水硬性粒度調整鉄鋼スラグ、細骨材、または細粒分を多く含む骨材を貯蔵する場合に、防水シートなどで覆い、雨水がかからないようにしなければならない。
6.石粉、石灰等の貯蔵
受注者は、石粉、石灰、セメント、回収ダスト、フライアッシュを貯蔵する場合に、防湿的な構造を有するサイロまたは倉庫等を使用しなければならない。
7.海砂使用の場合の注意
受注者は、細骨材として海砂を使用する場合、細骨材貯蔵設備の排水不良に起因して濃縮された塩分が滞留することのないように施工しなければならない。
8.海砂の塩分の許容限度
受注者は、プレストレストコンクリート部材に細骨材として海砂を使用する場合、シース内のグラウト及びプレテンション方式の部材の細骨材に含まれる塩分の許容限度は、原則として細骨材の絶乾質量に対しNaClに換算して0.03%以下としなければならない。
2-2-3-2 セメントコンクリート用骨材
1.細骨材及び粗骨材の粒度
細骨材及び粗骨材の粒度は、表2-2-1、表2-2-2の規格に適合するものとする。
細骨材の粒度の範囲
(1)無筋・鉄筋コンクリート、舗装コンクリート
| ふるいの呼び寸法(㎜) | ふるいを通るものの質量百分率(%) |
|---|---|
| 10 | 100 |
| 5 | 90~100 |
| 2.5 | 80~100 |
| 1.2 | 50~90 |
| 0.6 | 25~65 |
| 0.3 | 10~35 |
| 0.15 | 2~10[注1] |
[注1]砕砂あるいはスラグ細骨材を単独に用いる場合には、2~15%にしてよい。混合使用する場合で、0.15㎜通過分の大半が砕砂あるいはスラグ細骨材である場合には15%としてよい。
[注2]連続した2つのふるいの間の量は45%を超えないのが望ましい。
[注3]空気量が3%以上で単位セメント量が250kg/m3以上のコンクリートの場合、良質の鉱物質微粉末を用いて細粒の不足分を補う場合等に0.3㎜ふるいおよび0.15㎜ふるいを通るものの質量百分率の最小値をそれぞれ5および0に減らしてよい。
(2)プレパックドコンクリート
| ふるいの呼び寸法(㎜) | ふるいを通るものの質量百分率(%) |
|---|---|
| 2.5 | 100 |
| 1.2 | 90~100 |
| 0.6 | 60~80 |
| 0.3 | 20~50 |
| 0.15 | 5~30 |
粗骨材の粒度の範囲
(1)無筋・鉄筋コンクリート、舗装コンクリート
| ふるいの呼び 寸法(㎜) 粗骨材の 最大寸法(㎜) |
ふるいを通るものの質量百分率(%) | ||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 50 | 40 | 25 | 20 | 15 | 13 | 10 | 5 | 2.5 | |
| 40 | 100 | 95~ 100 |
- | 35~ 70 |
- | - | 10~ 30 |
0~ 5 |
- |
| 25 | - | 100 | 95~ 100 |
- | 30~ 70 |
- | - | 0~ 10 |
0~ 5 |
| 20 | - | - | 100 | 90~ 100 |
- | - | 20~ 55 |
0~ 10 |
0~ 5 |
| 10 | - | - | - | - | - | 100 | 90~ 100 |
0~ 15 |
0~ 5 |
(2)プレパックドコンクリート
| 最小寸法 | 15㎜以上。 |
|---|---|
| 最大寸法 | 部材最小寸法の1/4以下かつ鉄筋コンクリートの場合は、 鉄筋のあきの1/2以下。 |
2.細骨材及び粗骨材の使用規定
硫酸ナトリウムによる骨材の安定性試験で、損失質量が品質管理基準の規格値を超えた細骨材及び粗骨材は、これを用いた同程度のコンクリートが、予期される気象作用に対して満足な耐凍害性を示した実例がある場合には、これを用いてよいものとする。
また、これを用いた実例がない場合でも、これを用いてつくったコンクリートの凍結融解試験結果から満足なものであると認められた場合には、これを用いてよいものとする。
3.使用規定の例外
気象作用を受けない構造物に用いる細骨材は、本条2項を適用しなくてもよいものとする。
4.使用不可の細骨材及び粗骨材
化学的あるいは物理的に不安定な細骨材及び粗骨材は、これを用いてはならない。ただし、その使用実績、使用条件、化学的あるいは物理的安定性に関する試験結果等から、有害な影響をもたらさないものであると認められた場合には、これを用いてもよいものとする。
5.すりへり減量の限度
舗装コンクリートに用いる粗骨材は、すりへり試験を行った場合のすりへり減量の限度は35%以下とする。
なお、積雪寒冷地においては、すりへり減量が25%以下のものを使用するものとする。
2-2-3-3 アスファルト舗装用骨材
1.砕石・再生砕石及び鉄鋼スラグの粒度
砕石・再生砕石及び鉄鋼スラグの粒度は、表2-2-3、表2-2-4、表2-2-5の規格に適合するものとする。
| 粒度範囲(㎜) 呼び名 |
ふるいを通るものの質量百分率(%) | |||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 106㎜ | 75㎜ | 63㎜ | 53㎜ | 37.5㎜ | 31.5㎜ | 26.5㎜ | 19㎜ | 13.2㎜ | 4.75㎜ | 2.36㎜ | 1.18㎜ | 425㎛ | 75㎛ | |||
| 単 粒 度 砕 石 | S-80(1号) | 80~60 | 100 | 85~ 100 |
0~ 15 |
|||||||||||
| S-60(2号) | 60~40 | 100 | 85~ 100 |
- | 0~ 15 |
|||||||||||
| S-40(3号) | 40~30 | 100 | 85~ 100 |
0~ 15 |
||||||||||||
| S-30(4号) | 30~20 | 100 | 85~ 100 |
- | 0~ 15 |
|||||||||||
| S-20(5号) | 20~13 | 100 | 85~ 100 |
0~ 15 |
||||||||||||
| S-13(6号) | 13~5 | 100 | 85~ 100 |
0~ 15 |
||||||||||||
| S-5(7号) | 5~2.5 | 100 | 85~ 100 |
0~ 25 |
0~ 5 |
|||||||||||
| 粒度調整砕石 | M-40 | 40~0 | 100 | 95~ 100 |
- | - | 60~ 90 |
- | 30~ 65 |
20~ 50 |
- | 10~ 30 |
2~ 10 | |||
| M-30 | 30~0 | 100 | 95~ 100 |
- | 60~ 90 |
- | 30~ 65 |
20~ 50 |
- | 10~ 30 |
2~ 10 |
|||||
| M-25 | 25~0 | 100 | 95~ 100 |
- | 55~ 85 |
30~ 65 |
20~ 50 |
- | 10~ 30 |
2~ 10 |
||||||
| クラッシャラン | C-40 | 40~0 | 100 | 95~ 100 |
- | - | 50~ 80 |
- | 15~ 40 |
5~ 25 |
||||||
| C-30 | 30~0 | 100 | 95~ 100 |
- | 55~ 85 |
- | 15~ 45 |
5~ 30 | ||||||||
| C-20 | 20~0 | 100 | 95~ 100 | 60~ 90 |
20~ 50 |
10~ 35 |
||||||||||
[注1]呼び名別粒度の規定に適合しない粒度の砕石であっても、他の砕石、砂、石粉等と合成したときの粒度が、所要の混合物の骨材粒度に適合すれば使用することができる。
[注2]花崗岩や頁岩などの砕石で、加熱によってすりへり減量が特に大きくなったり破壊したりするものは表層に用いてはならない。
| (呼び名) ふるい目 の開き |
40~0 (RC-40) |
30~0 (RC-30) |
20~0 (RC-20) |
|
|---|---|---|---|---|
| 通 過 質 量 百 分 率(%) | 53㎜ | 100 | ||
| 37.5㎜ | 95~100 | 100 | ||
| 31.5㎜ | - | 95~100 | ||
| 26.5㎜ | - | - | 100 | |
| 19㎜ | 50~80 | 55~85 | 95~100 | |
| 13.2㎜ | - | - | 60~90 | |
| 4.75㎜ | 15~40 | 15~45 | 20~50 | |
| 2.36㎜ | 5~25 | 5~30 | 10~35 | |
[注]再生骨材の粒度は、モルタル粒などを含む破砕されたまま
の見掛けの骨材粒度を使用する。
| (呼び名) ふるい目 の開き |
40~0 (RM-40) |
30~0 (RM-30) |
25~0 (RM-25) |
|
|---|---|---|---|---|
| 通 過 質 量 百 分 率(%) | 53㎜ | 100 | ||
| 37.5㎜ | 95~100 | 100 | ||
| 31.5㎜ | - | 95~100 | 100 | |
| 26.5㎜ | - | - | 95~100 | |
| 19㎜ | 60~90 | 60~90 | - | |
| 13.2㎜ | - | - | 55~85 | |
| 4.75㎜ | 30~65 | 30~65 | 30~65 | |
| 2.36㎜ | 20~50 | 20~50 | 20~50 | |
| 425㎛ | 10~30 | 10~30 | 10~30 | |
| 75㎛ | 2~10 | 2~10 | 2~10 | |
[注]再生骨材の粒度は、モルタル粒などを含む破砕されたままの見掛けの骨材粒度を使用する。
2.砕石の材質
砕石の材質は、表2-2-6の規格に適合するものとする。
| 用 途 | 表層・基層 | 上層路盤 |
|---|---|---|
| 損失量 % | 12以下 | 20以下 |
| [注]試験方法は、「舗装調査・試験法便覧〔第2分冊〕」の「A004硫酸ナトリウムによる骨材の安定性試験方法」による。 | ||
3.砕石の品質
砕石の品質は、表2-2-7の規格に適合するものとする。
| 項 目 | 表層・基層 | 上層路盤 |
|---|---|---|
| 表 乾 密 度 g/㎤ 吸 水 率 % すり減り減量 % |
2.45以上 3.0以下 30以下注) |
- - 50以下 |
[注1]表層、基層用砕石のすり減り減量試験は、粒径13.2~4.75㎜のものについて実施する。
[注2]上層路盤用砕石については主として使用する粒径について行えばよい。
4.鉄鋼スラグ
鉄鋼スラグは、硫黄分による黄濁水が流出せず、かつ、細長いあるいは偏平なもの、ごみ、泥、有機物などを有害量含まないものとする。その種類と用途は表2-2-8によるものとする。また、単粒度製鋼スラグ、クラッシャラン製鋼スラグ及び水硬性粒度調整鉄鋼スラグの粒度規格、及び環境安全品質基準はJIS A 5015(道路用鉄鋼スラグ)によるものとし、その他は砕石の粒度に準ずるものとする。
| 名 称 | 呼び名 | 用 途 |
|---|---|---|
| 単粒度製鋼スラグ | SS | 加熱アスファルト混合物用 |
| クラッシャラン製鋼スラグ | CSS | 瀝青安定処理(加熱混合)用 |
| 粒度調整鉄鋼スラグ | MS | 上層路盤材 |
| 水硬性粒度調整鉄鋼スラグ | HMS | 上層路盤材 |
| クラッシャラン鉄鋼スラグ | CS | 下層路盤材 |
5.鉄鋼スラグの規格(路盤材用)
路盤材に用いる鉄鋼スラグは、表2-2-9の規格に適合するものとする。
| 呼び名 | 修 正 C B R % |
一軸圧縮 強 さ MPa |
単位容積 質 量 kg/ℓ |
呈 色 判定試験 |
水浸膨張比 % |
エージング 期 間 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| MS HMS CS |
80以上 80以上 30以上 |
- 1.2以上 - |
1.5以上 1.5以上 - |
呈色なし 呈色なし 呈色なし |
1.0以下 1.0以下 1.0以下 |
6ヵ月以上 6ヵ月以上 6ヵ月以上 |
| 試験法 | E001 | E003 | A023 | E002 | E004 |
[注1]呈色判定は、高炉徐冷スラグを用いた鉄鋼スラグに適用する。
[注2]水浸膨張比は、製鋼スラグを用いた鉄鋼スラグに適用する。
[注3]エージングとは高炉徐冷スラグの黄濁水発生防止や製鋼スラグの膨張性安定化を目的とし、冷却固化した高炉徐冷スラグ及び製鋼スラグを破砕後、空気及び水と反応させる処理をいう。エージング方法には、空気及び水による通常エージングと温水または蒸気による促進エージングがある。
[注4]エージング期間は、製鋼スラグを用いた鉄鋼スラグの通常エージングに適用する。ただし、電気炉スラグを3ヶ月以上通常エージングした後の水浸膨張比が0.6%以下となる場合及び製鋼スラグを促進エージングした場合は、施工実績などを参考にし、膨張性が安定したことを十分確認してエージング期間を短縮することができる。
6.鉄鋼スラグの規格(加熱アスファルト混合物用、瀝青安定処理用)
加熱アスファルト混合物、瀝青安定処理(加熱混合)に用いる鉄鋼スラグ(製鋼スラグ)は、表2-2-10の規格に適合するものとする。
| 呼び名 | 表乾密度 (g/㎝3) |
吸水率 (%) |
すりへり 減 量 (%) |
水浸膨張比 (%) |
エージング 期 間 |
|---|---|---|---|---|---|
| CSS SS |
- 2.45以上 |
- 3.0以下 |
50以下 30以下 |
2.0以下 2.0以下 |
3ヵ月以上 3ヵ月以上 |
[注1]試験方法は、「舗装調査・試験法便覧」を参照する。
[注2]エージングとは製鋼スラグの膨張性安定化を目的とし、製鋼スラグを破砕後、
空気及び水と反応させる処理(通常エージング)をいう。
7.砂
砂は、天然砂、人工砂、スクリーニングス(砕石ダスト)などを用い、粒度は混合物に適合するものとする。
8.スクリーニングス粒度の規格
スクリーニングス(砕石ダスト)の粒度は、表2-2-11の規格に適合するものとする。
| 種 類 | 呼び名 | 通過質量百分率 % | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ふるいの目の開き | |||||||
| 4.75㎜ | 2.36㎜ | 600㎛ | 300㎛ | 150㎛ | 75㎛ | ||
| スクリーニングス | F-2.5 | 100 | 85~100 | 25~55 | 15~40 | 7~28 | 0~20 |
2-2-3-4 アスファルト用再生骨材
再生加熱アスファルト混合物に用いるアスファルトコンクリート再生骨材の品質の目標値は、旧アスファルトの針入度による評価を実施する場合は表2-2-12、アスファルトコンクリート再生骨材の圧裂による評価を適用する場合は表2-2-13とし、いずれか一方の目標値に適合するものとする。
| 項目 | 目標値 |
|---|---|
| 旧アスファルトの含有量 % | 3.8以上 |
| 旧アスファルトの針入度 (25℃)1/10mm | 20以上 |
| 骨材の微粒分量 % | 5以下 |
アスファルトコンクリート再生骨材中に含まれるアスファルトを旧アスファルト、新たに用いるアスファルトを新アスファルトと称する。
アスファルトコンクリート再生骨材の旧アスファルトの含有量、針入度および骨材の微粒分量は、実際の製造に用いる13~0mmの粒度に適用する。なお、13mm以下が2種類に分級されている場合には、それぞれの粒度区分を別々に試験して合成比率に応じて計算により13~0mm相当分を求めてもよい。
旧アスファルトの含有量および骨材の微粒分量は、アスファルトコンクリート再生骨材の乾燥質量に対する百分率で表す。
骨材の微粒分量は「JIS A 1103:2014 骨材の微粒分量試験方法」により求める。
アスファルト混合物層の切削材は、アスファルトコンクリート再生骨材の品質に適合するものであれば再生加熱アスファルト混合物に利用できる。ただし、切削材は粒度がばらつきやすいので他のアスファルトコンクリート発生材を調整して使用することが望ましい。
| 項目 | 目標値 |
|---|---|
| 旧アスファルトの含有量 % | 3.8以上 |
| アスファルトコンクリート再生骨材の圧裂係数 (25℃)MPa/mm | 1.70以下 |
| 骨材の微粒分量 % | 5以下 |
アスファルトコンクリート再生骨材中に含まれるアスファルトを旧アスファルト、新たに用いるアスファルトを新アスファルトと称する。
アスファルトコンクリート再生骨材の旧アスファルトの含有量および骨材の微粒分量は、実際の製造に用いる13~0mmの粒度に適用する。なお、13mm以下が2種類に分級されている場合には、それぞれの粒度区分を別々に試験して合成比率に応じて計算により13~0mm相当分を求めてもよい。
旧アスファルトの含有量および骨材の微粒分量は、アスファルトコンクリート再生骨材の乾燥質量に対する百分率で表す。
アスファルトコンクリート再生骨材の圧裂係数を求める場合は、13~5mmと5~0mmに分級し、これらを質量比1:1に調整した上で、最大密度の測定と供試体の作製に供する。作製した供試体の厚さは50.0±1.0mmとし、供試体が所定の空隙率(ノギスを用いる場合は9%、水中の見掛け質量を用いる場合は7%)を超えた場合、圧裂試験に供することができない。
骨材の微粒分量は「JIS A 1103:2014 骨材の微粒分量試験方法」により求める。
アスファルト混合物層の切削材は、アスファルトコンクリート再生骨材の品質に適合するものであれば再生加熱アスファルト混合物に利用できる。ただし、切削材は粒度がばらつきやすいので他のアスファルトコンクリート発生材を調整して使用することが望ましい。
2-2-3-5 フィラー
1.フィラー
フィラーは、石灰岩やその他の岩石を粉砕した石粉、消石灰、セメント、回収ダスト及びフライアッシュなどを用いる。石灰岩を粉砕した石粉の水分量は1.0%以下のものを使用する。
2.石灰岩の石粉等の粒度範囲
石灰岩を粉砕した石粉、回収ダスト及びフライアッシュの粒度範囲は、表2-2-14の規格に適合するものとする。
| ふるい目(㎛) | ふるいを通るものの質量百分率(%) |
|---|---|
| 600 150 75 |
100 90~100 70~100 |
3.石灰岩以外の石粉の規定
フライアッシュ、石灰岩以外の岩石を粉砕した石粉をフィラーとして用いる場合は、表2-2-15の規格に適合するものとする。
フィラーとして使用する場合の規定
| 項 目 | 規 定 |
|---|---|
| 1/4以下 |
4.消石灰の品質規格
消石灰をはく離防止のためにフィラーとして使用する場合の品質は、JIS R 9001(工業用石灰)に規定されている生石灰(特号及び1号)、消石灰(特号及び1号)の規格に適合するものとする。
5.セメントの品質規格
セメントをはく離防止のためにフィラーとして使用する場合の品質は、JIS R 5210(ポルトランドセメント)及びJIS R 5211(高炉セメント)の規格に適合するものとする。
2-2-3-6 安定材
1.瀝青材料の品質
瀝青安定処理に使用する瀝青材料(再生舗装工法における新アスファルトを含む)の品質は、表2-2-16に示す舗装用石油アスファルトの規格及び表2-2-17に示す石油アスファルト乳剤の規格に適合するものとする。
| 種 類 項 目 |
40~60 | 60~80 | 80~100 | 100~120 | 120~150 | 150~200 | 200~300 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 針入度(25℃) 1/10㎜ |
40を超え 60以下 |
60を超え 80以下 |
80を超え 100以下 |
100を超え 120以下 |
120を超え 150以下 |
150を超え 200以下 |
200を超え 300以下 |
| 軟化点 ℃ |
47.0~ 55.0 |
44.0~ 52.0 |
42.0~ 50.0 |
40.0~ 50.0 |
38.0~ 48.0 |
30.0~ 45.0 |
30.0~ 45.0 |
| 伸度(15℃) ㎝ |
10以上 | 100以上 | 100以上 | 100以上 | 100以上 | 100以上 | 100以上 |
| トルエン 可溶分 % |
99.0以上 | 99.0以上 | 99.0以上 | 99.0以上 | 99.0以上 | 99.0以上 | 99.0以上 |
| 引火点 ℃ |
260以上 | 260以上 | 260以上 | 260以上 | 250以上 | 250以上 | 250以上 |
| 薄膜加熱質量 変化率 % |
0.6以下 | 0.6以下 | 0.6以下 | 0.6以下 | - | - | - |
| 薄膜加熱針入度 残留率 % |
58以上 | 55以上 | 50以上 | 50以上 | - | - | - |
| 蒸発後の質量 変化率 % |
- | - | - | - | 0.5以下 | 1.0以下 | 1.0以下 |
| 蒸発後の 針入度比 % |
110以下 | 110以下 | 110以下 | 110以下 | - | - | - |
| 密度(15℃) g/㎤ |
1.000以上 | 1.000以上 | 1.000以上 | 1.000以上 | 1.000以上 | 1.000以上 | 1.000以上 |
各種類とも120℃、150℃、180℃のそれぞれにおける動粘度を試験表に付記する。
舗装用の新アスファルトである120~150、150~200、200~300は、「JIS K 2207:2006 石油アスファルト」とは引火点が異なる。
| 種類及び記号 項 目 |
カチオン乳剤 | ノニオン 乳剤 |
|||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| PK-1 | PK-2 | PK-3 | PK-4 | MK-1 | MK-2 | MK-3 | MN-1 | ||||
| エングラー度 (25℃) |
3~15 | 1~6 | 3~40 | 2~30 | |||||||
| ふるい残留分 (質量%) (1.18㎜) |
0.3以下 | 0.3以下 | |||||||||
| 付 着 度 | 2/3以上 | - | - | ||||||||
| 粗粒度骨材混合性 | - | 均等であること | - | - | |||||||
| 密粒度骨材混合性 | - | 均等であること | - | - | |||||||
| 土混り骨材混合性(質量%) | - | 5以下 | - | ||||||||
| セメント混合性 (質量%) | - | 1.0以下 | |||||||||
| 粒子の電荷 | 陽(+) | - | |||||||||
| 蒸発残留分 (質量%) | 60以上 | 50以上 | 57以上 | 57以上 | |||||||
| 蒸 発 残 留 物 |
針入度(25℃) (1/10㎜) |
100を 超え 200以下 |
150を 超え 300以下 |
100を 超え 300以下 |
60を 超え 150以下 |
60を 超え 200以下 |
60を 超え 300以下 |
60を 超え 300以下 |
|||
| トルエン可溶分 (質量%) |
98以上 | 97以上 | 97以上 | ||||||||
| 貯蔵安定度(24hr) (質量%) |
1以下 | 1以下 | |||||||||
| 凍結安定度 (-5℃) |
- | 粗粒子、塊がないこと | - | - | |||||||
| 主 な 用 途 | 温暖期浸透用 及び 表面処理用 |
寒冷期浸透用 及び 表面処理用 |
プライムコート用 及び セメント安定処理層養生用 |
タックコート用 | 粗粒度骨材混合用 | 密粒度骨材混合用 | 土混じり骨材混合用 | セメント・アスファルト 乳剤安定処理混合用 |
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[注1]種類記号の説明 P:浸透用乳剤、M:混合用乳剤、K:カチオン乳剤、N:ノニオン乳剤
[注2]エングラー度が15以下の乳剤についてはJIS K 2208(石油アスファルト乳剤) 6.3エングラー度試験方法によって求め、15を超える乳剤についてはJIS K 2208(石油アスファルト乳剤) 6.4セイボルトフロール秒試験方法によって粘度を求め、エングラー度に換算する。
2.セメント安定処理に使用するセメント
セメント安定処理に使用するセメントは、JIS R 5210(ポルトランドセメント)及びJIS R 5211(高炉セメント)の規格に適合するものとする。
3.石灰安定処理に使用する石灰
石灰安定処理に使用する石灰は、JIS R 9001(工業用石灰)に規定にされる生石灰(特号及び1号)、消石灰(特号及び1号)、またはそれらを主成分とする石灰系安定材に適合するものとする。